5.28.2015

み ん な  い い

















まいとし   この 月  、 ようやく  実り も   のびやか に なったころ、



2、3日  きゅっと  気温  が  急降下 





春 の 陽気 は  どこやらか 、  氷点下 が  まいおりて 


せっかく の 実り が  だめ  に  なってしまう こと  が ある 。








きっと 、  この  土地 には 必要 な ことなんだろう  。


それでも 昨年 は おどろいた






5 月 と おもっているものが、 4 月 に やってきたものだから 、 






  実り に なるはず の   花たち  は 凍りついて 



実ること が  できない  木 も  たくさん  だった  。






まだまだ うっかり   できない  。










わたし  は 、 毎朝 いつくるんだろう  。   と    話す  の  だけど 





こちら の ひと は 、あまり 気 に していないよう  。










5   が   つ      も      お   わ   る 














すてき な ひと との 会話 で 、 にほん は もう 暑い と きいた  。






おんなじ 時 に こちら では ちょうど  ストーブ に 薪 を くべている んだから 、









やっぱり とおくにいるのだなぁ   と おもう 。






















さいきん 気 に 入っている   おくりもの  は  、  



     

    樹液 が   たっぷり ふくまれた 木  を     根気 よく  ほそぉく    斧 で わる     






天 然   の   マ ッ チ  。







そういうもの  が こちら では うれしい  。 




















ストーブ で パン作り を     はじめた ちかく   の 友人 が 





もう  ずっと  つくるたび に  届けてくれる







  おかえし  に 薪   を わる   。











薪 で  焼いた パン  は ほんとう に おいしい 。










てづくり は 手 で さわって その  ひと が やどるから 、





やっぱり あたたかいんだな ....   と  それ を  かじるたび  







気持ち   が あふれてくる   。























そうして 、 気 が つく と いつも 花 の しゃしん で いっぱい  の 5  月 。







わたし   が 夢中   で   撮る それ   は  、 いつも あこがれ   たち    。












み ん な み ん な す て き







み ん な   い い




























  すこしまえ から  、   あること  に  気づいた   。 





カメラ   を   むける  と     かならず きまって 風   が ふく。









     なんて いっているのだろう  。 







  やさしく ゆれて  ささやくの  。

















あすから 、  また   マーケット へ


かえったら   6 月 が   まっている   。






5.22.2015

あなた は エルダー フラワー










     また 、  自宅  に   もどってきました 。







ひさしぶり に この すうじつ こちら は やさしい 雨  の 日々






春 の 雨 が うれしいのは 、 だれかたち  が うん と よろこんでいるから 。




そう、 だれか  が 前 に むいて  まっすぐ に むかっていること  が








わ  た  し        は     う  れ  し  い

















ことし の 号 から はじめて 連載 させていただいた phpスペシャル  での



写真 と ことば




こんげつ で 最終回 でした。








冬から 春に かけて の 雪どけ の ような やさしい あたたかい やりとり 。







お声 を かけてくださった  編集長 の 丹治さん、  みなさま







みてくださった みなさま ありがとうございました 。








とても うれしい  じかん  でした  。







そして、 やっぱり 最後 に ふさわしいのは このこ








最後 で あって 希望 







わたし の たいせつ  な 子 。




まよわず  このこ    でした。






 






この けなげ に 出会う  ため 




もう 何年  も この時 は チェコ に いると、 きめている






あいかわらず   いま の このごろ を こんな に ドキドキ  しているのって… 



と 想う と おかし な  はなし  。








おなじころ に 咲く バラたち   なんかと ちがって




どちらかという と 野暮ったい この子








もう、 こちら では あんまり 相手 に されない 花 かもしれない。








それでも     だれも みてくれなくても  、 咲く その  花 は 






 しずか で 繊細 で まっすぐ  で 。









どれだけ の こと を おしえてもらったことでしょう 。









ことし も あおい 蕾   を  たくさん   つけています













これから も きっと ずっと いとし  の  花








それは 、 このこ が ひとたび も  たちどまることなく






  ひたむき に いきているから 。













ある 日 





い  き  よ  う 





と おしえてくれたから 。












    
     最終回 。  わたし の はじまり 。














5.12.2015

は る  ふ る よ う に 









                     

  先週末   の マーケットから はやく も 1週間 。


   
  また 、 月末 に ひかえる   ほか の マーケット  まで つくる 。






ゆうがた  に  なると 手 を とめて じてんしゃ  で 、  あるき で 、






  散歩 に でかける と きまって であう 。


















       わたし  が そうであるよう に 




         わたし の 目 は しぜん と 群れない 子 を おう  。










  







          ともだち は たからもの 。





           











           マーケット  に たずねてきてくれた ひさしぶり  の 




      彼女   が 言っていた 。  




     うれしい ことば 


 あたたか な ことば








    ともだち は たからもの 。







  そう  、 たからもの  。



     
        

                 







                                                                 




          たとえば  、 草 も   木 も   花 も




                  
                   は る    ふ る よ う  に  




                  
   
            そ っ と  よりそうよう  に





          
            じぶん  が  じぶん  で  いられるよう に






   しばらく であえなかったとしても  もう あえなくても





   き   っ   と





          なにか の しぐさ で おもい、 かえして は よせる  。 おもう  。





    




      ともだち   は あたたかい




             ともだち   は 計らない 



       
                      














        ほんとう   は たくさん  で  なくていい






    


        だからだ    群れ   の  そと   が  すき














             ともだち  は たからもの 。









                                                     



  そういう ほんと   に であい



それ は 日 に  日 に いとしおしい








  は る      ふ   る   よ   う    に 





  ひかり  の  きせつ    が うたってる