8.30.2013

:::  お  手  紙    を    か  き   ま   し  ょ  う  :::







あっというま  に 一週間前 の お は な し





木曜  から 100歳  いじょう   とても ふるくて おおきな おおきな 



薪窯  で ファイヤリング







日曜   の 朝方  に ようやく  おわり  集った  ひとびと   も かえっいった







1200℃ 以上  もの 窯 が よこたわる 工房 だけ が しずかに ぽかぽか している








   火   は ひ と   を  あ た た め る



   火   は   ひ と  を   夢 中  に    さ せ る



    火   は  ひ と   を 無 心   に   さ せ る







火 の ある 場所  には  しぜん と 人 が あつまって  宴  に  なる








いろいろ な たべもの  や のみもの も あつまる





そこ には 日常  の   アイデア  が  つまってる







こんかい は  とく に 歌声 が うつくしい ひとびと が あつまって



いろいろ  な  地方  の 歌  が  いろいろな 層 を おりなして



炎   と  いっしょ に  ゆれていた








ある 陶芸家  は  窯  は  女性   だという



やさしく 丁寧  に  あつかってあげる  と  いう








100 歳  の 女の子 は    火 と あそぶ







どんな 作品   を  うみだすのだろう











3日3晩 火 を まもりつづけた  チェコ の  l u c e  さん   は つかのま  の 休息日



  なんてよい タイミング  なのだ と    ばかり に  



         働 き 人   を  癒すよう に よい  雨   が   ふりつづけている   




それ も  つかのま  あっとうま に  一 週 間  窯出し  の 日



うってかわって ぽっかり   と  晴れた





あいかわらず 工房 は ぽかぽか で  たずねた だれも に 笑み が  ほころぶ






    そんな  ぽかぽか の 工房 に  




たのしみ に していた  あるもの が  とどく













それ  は     l  u  c  e   ル ツ ェ の 


:::    チ ェ コ  の  ち い さ な  ち い さ な  村  で の  日 々  の  く ら し   :::




     オ リ ジ ナ ル  の カ ー ド









   そ れ は  




 `    それは はちみつ の はなし   `



   `   あなた は 手 紙   ` 










という  2 種 類 の   ハ チ ミ ツ    の    カ ー ド  を きっかけ に





6がつ に  誕 生






    すこおしづつ ゆっくり  つくってゆけたらとおもう   ナンバリング   も    してみたり  。








そうして まちわびていた それら は  やっと やっと チェコ  に きた





  どこ の 国 で よりみち しているのやら と おもっていたら




   
  あつくて すっかり わすれていた よ  と かぞく 。





   ありがとう  ちゃん  と  とどきました よ











             あたらしい こ  は  もちろん  な   















          エ  ル  ダ  ー   フ  ラ  ワ  ー 


   








ち ょ っ と ふ し ぎ   な サ イ ズ



 















そのまま の ありのまま は  すこし おあずけ に して






こんかい は  すこし  ふしぎ  な  カット


  














すこし だけ  虫 たち や  雨 露 に なった 気 分 














ほんのり と ふく 風  に  秋  を おもう  なんて 




ひとびと   の   言 葉   ちらほら








そう   季 節 は 巡っています











髪 も すこし みじかめ に 切った





いろいろ な こと を  すっきり  してみた









すべて は  目 に 前 に あるよ




すべて は  目 の 前 に ないよ









だから  いろいろ  いとしくて







わたし は だれ に かこう  かな













      だれか   に  お手紙    しませんか  ........





d e s i g i n  :    m o r i    a y a
c z e c h  :  k r i s t ý n a   







8.22.2013

詩 人   と   島   と   お な じ  お 茶   












ふたたび  お日さま   が  顔  を    だしたから



光  と  影  と  あそんでます


















な ん で  お も い だ し た の だ ろ う









        きっと  そこ に  いた  人々 との  





 便り や 郵便   が  いったり  きたり    ?








 それとも  やっぱり  月 夜  かな











    そうだ  おんなじ  お茶  を  煎れたから ......   。














この  春  島 で  お会いした  谷川 俊太郎 さん 





l u c e  ルツェ  の 蚤の市  の  第一号  の おきゃくさま






      たくさん   の ちいさな もの たち   から  





 ` これ  なあに  ? `  と  





えらんくださった のは  やはり な  ブ ッ ク マ ー ク





` しおり  は  いくつ あっても いいものね.... `










そのあと  も  なんども  みにきてくださった









次の日 だったかな  チェコ  から  もっていた  特製  の  中国茶   を 



l u c e   の ちいさな 器   で   煎れてみたら







おいしい おいしい と のんでくれた








  そうしたら    おとなり  に いらした 山田 さん 





`  このひと  ふだん ぜったい  お世辞  なんて   言わないんだよ  `  と




  おどろいていたの が  印象的     だった










いつか チェコ 人   の 煎れる  お茶  を のませたいな



そうしたら  どんななんだろう










 こ  の    世  界    




ほんとう  なら   あうこと の ない ひと や 景色 なんて




数 え き れ な い






けれど  あえちゃうこと   も    ある 







ほんとう  は  そんな  に  とおくない ところ  に  いる






つぎ   の 瞬間   には  いっしょ に  お茶 を  のんじゃってる










だれか  の 1 ミリ しぐさ は       わたし   の  記憶   




おなじ に 注いだ     瞬間     に あらわれる















それにしても  しばらく  わすれていたけれど



やっぱり  すごい 人々 が  あつまったもの だ







  まったく  ちりじり に  ばらばら  なのに  



これから  も おんなじ ほう を あるいているはず








8.14.2013

:::  セミンコ ダイアリー  ものがたり の 種   :::













2日ほど ふった 雨 が  秋 の そら を つれてきた




どこかで 運動会 でも はじまりそうな 






あの とおくて しずか な 晴れ の そら










たとえば 8がつ    も 前半    だというの   に  夜 は すこし 着こむ






すこし  だけ  どこか  に  想い を 馳せる




だれか を 想う

























その  すこし まえ に    日本  の  ひとびと   に  むけて  





``    かぼちゃ の 種 が ほしいんです   `` 





と  声  を  かけてみたこと  が  ある









いくら  でも 買うこと  も  できるけれど




いい 種 は 繋いでゆきたい









いい 種 には ものがたり が あって






いい  種  には  いいひと  の  手  と  じかん  の  ぬくもり  が  ある









そうこうする と  よかったら..... と 声 を あげてくれ





すてきな すてきな おへんじ が とどいた








以来 すこしづつ  種 を 交換   している










種 ともだち   は  丁寧  に それ  は  うつくしい 野菜  を つくる
























  会わずとも  その ひと が みえてくる  






やさしく  つつまれた  種 は  その ひと だから














ひょん な こと  から   さくねん 10がつ の 展示 に いらしてくださり





うれしく も l u c e  ルツェ    の 器  を 手 に してくれている







器 と  種 は  であっている









そうこうする  と  また すてきな  ものがたり の つまった




つつみ が とどいた








なんだろう  この  よろこび









 それ  は  なんでも 手 に はいる 時代 に



         手 に するの が むづかしく なってしまった  









光   かな          ぬくもり    かな














おしげもなく  たからもの   を  だれか と シェア できる と いうこと  。






``   プレゼント は ほんとうに 大切  な すきなもの を あげるんだよ   `` 





むかし むかし  ある ひと から おしえてもらった こと   。









それ は ほんとう の お く り も の



















そういう 種  を 繋いでゆきたい







それ は 体  に  なって   想い   に    なる