12.17.2012

:::   雲   じかん   手 の なか に カレンダー ::: 


            




 
 
かけあし の 帰 国 から はやいもので すうしゅうかん


  
 いま 日 本 に いるんです


 


            
 いろいろな おもい に つつまれながら の フライト


世の中 みたいな  あつい あつい 雲 間





 いっしゅん の うち に なにごと も なかった ように

 
     まばたき の その 瞬 間 には プラハ の 街並み は みえなくなり




 



  ただ いま の まっすぐ を すすめば いいじゃない  





そんな ふう に 澄みわたる  天 空 は     無  言  で ひかる








 
 
 









     いつも 飛行機 が ふわり と 離 陸 するときに こぼれるのは


 
ひとつぶ の 涙



 
        あらわれる のは  
 
 
 
 その  空 の ほ ん と う

 
 
 
 
 











 

その むこう に 日 本 は  たしか に   あり


 

           
  いま そこ に  います









 やっぱり とおく に きたのだな と おもえるのは





  光 の つよさ  と  あたたかさ

















 まるで 春 の はじまり の チェコ の 5 月 みたいな かお してる




  そして  いろいろ な こと の はやさ






込み合う ひと の むれ で なに が ちがうんだろう と おもったら  




 ひとびと の まっすぐ な 黒い 髪 の 群れ 




 あふれる もの と 電 光







     あまり にも なにも かわっていないようで

  


           


  かくじつ に  おこったことが なかったこと に なっている  不自然




            
   にんじん って こんなに おおきかったけ



  おそる おそる たべる あれこれ







 それでも ここには 人 も いて   


           
 それでも 花 は 咲いていて   たたずんで





 
   木々 は しずかに  根  を  のばす







 









    あぁ こうやって 遠い 国 の ひと に なってしまうんだろうな....




  じぶん が ここ から ずれていること を かんじている


 




それでも じかん は 刻 々 と すぎていて


         
            
            

 あの チェコ の カレンダー の 日々 が 音 を たてて 




   じかん を 刻 む 日 は あと  もうすこし.....













 ほんとう は こわかった 帰 国   それでも これて よかった




    すこし の たいせつ な  友 人

 
 
 
  両 手 を   ひろげて  むかえてくれる  家 族

 
 
 
 
 


      どんな すがた でも





 

      あなた は 母 国   なのだから