1.19.2011

::: チェコのおうち 探訪 ::: ~ とある階段のある家 ~





:::  引 越 し モード も   さぁ  本 番 :::


でも だからこそ ここいらへん で ひといき


:::


だいすきな チェコともだち の おうちに 数日 あそびにいった



プラハから電車に 乗ると ほんの数分で どんどん 木々は 繁り

あっというまに 田 園 の 風 景が  ひろがりはじめる




ガタン ゴトン  


ゆられること 1 時 間 ちょこっと


夏には チェコ人 の だいすきな チェコビール の ホップが 一面 に


生いしげり ちょっと  凛々しい。 


そんな 佇まい が ずぅっと 永 遠  に 続く かのような 


景 色 が ひろがる 村 に ともだち は すんでいる


:::



 まだ わかい 頃 から おおきな おおきな   ふるい 家 を 買 い 

すこぉしずつ じぶんたち の す き な かんじ に つくっていっている


     
      現 在 進 行 形  で  育  む 生 き て い る  かんじ  が  す る いえ


 :::


       いつも 訪 れ る たび に ものづくり を するひと の 

 徹 底 的 に すき を 極 める   その 空 間 に いつも やられる



おとな の  あそび と  つつむような  やさしさ が  始 終  ひろがって


目 覚 め には いつも なんとも いいようのない きもちよさ が 


体 を ぬけていく


:::



氷 の はった  エントランス を すべらないように くぐり 家の中 に 入ると


しっとりと 見とれてしまう キッチン が ある


さらに ダイニング へ と ぬけると 



木  と  木  が 

幾 重  にも   螺 旋 に  おどるよう に 上へ 上へ  と のびている  階 段 が  


  しずか に  で も  どこか  あたたかく  そこ  に  あ る




(::: 焼き締め の 大皿プレートは、Martin のだ。ありがとう :::)





もちろん てづくり



アイデア は 確 実 に かたち と なって 日 々 の くらしの まんなか に 


そして 目 の 前  に あ  る


:::


そして なにより ことば  や  想 い を かくじつ に かたち に し


とまらず  挑 み  続けている 人 は ただそこ に  いるだけ で うつくしい 




1.16.2011

30年もしくは 100年目 の お散歩



ただいま ブルガリアン たち が となりの 部屋 に いる

だれだか しらない




いつもの住まい に しらない 声  と  しらない ことば  が
 
交差 するのは  なんとも  不思議 で ある

  


:::


そうそう 我が家   いよいよ アクション 開 始

 
あたらしい 暮らし には 持っていかない と 決めた

多くのもの を 本格的 に 処分 することに

そこで チェコ父 始 動 。

掲示板に ” こんなもの  あんなもの お譲りします  ” と投 稿 



それ以来  一昨日あたりから  しらない だれかから 何本も電話がはいり

何組もの ひとびと が 家 に 来ているのだ


なんとも 不思議 な 活気 が 我が家 を 駆け抜ける


そうこうしていると 家の チャイムは 鳴 る


で ただいま  ブルガリアン なわけである


:::

 
父母 が 小さかった頃からの ものたちとも さよならする



ここに くるまで きっと たくさん の 葛 藤 も あったにちがいない



:::   いつ また 手 に はいるか 分からない   :::





という 時代 を へてきた この国 のクローゼットからは


  簡単 に 捨ててしまう 国 そだち の

わたしには おどろきの 連続 な ものが  つぎつぎと でてくる





たとえば もうずっと 昔に なくなった おばあちゃんの ニット や

母の 少女の ころの 交換日記 や らくがき帳

Martin の ちいさかった頃 の  帽子 や 体操服 まで …。


 その すべてが わたしには かわいらしく すべてを

 もっていけたらと思うのだが そうも いかないので 

よりすぐり 以外は   さよなら するしかない。。。





そのたびに   きもち が きゅっ と いたくなる


 :::


いまだ に いろいろを 残 念 に おもっている わたしより 


  はるか に 大 人 な  チェコ 父母 は、 


尋ねてきた ひとびとの うれしそうな よろこばしい わらい声を


うれしそうに 見守っていた


:::


30年もしくは100年をこえる  いろいろな 思い出たちは 

きょうも だれか の もとへと でかけていった

こんなに よい家具も ただで あげちゃうの!? と

まだまだ わたしだけが しょんぼり なのだが

当の 本人たちは 持ちもの が だれかの 人の手に わたるたびに

引越 の 日が ちかく なるたびに 軽やかになっているようで



キッチンからは はなうた が 聞こえてくる




そう こんなふうに

思いきって シンプルな くらしを 選んだ 父母 を 誇らしくおもう



:::


      一方    わたし は  わたしで 

すこおしずつ ほんとうのものだけ えらんで かぁるく かぁるく 

暮らすのが いつか の 目標



けど ここの ものたちは あまりにも 


いとおしすぎて なかなか 至難 の わざである






:::




いちばん たいせつなものを  みつけることが


できたから いつか きっと 裸でも くらせるとおもうのだが…












 あなたの たいせつなものは なんですか。。。




















  















1.14.2011

::: こどもに まけずと こどもに なる :::

 





::: Karolinka a Martin :::

:::

もうすぐ お別れ の  いえを かたずけながらも

まいにち 行く とってもとっても おおきな 公園 が

 家 を でると すぐ に ある


 ものがたり に でてきそうな 自由 な 木 や いろとりどり の 花々 も

  数日前 までは 雪 たち で いちめん まっしろ


  そして このしろ に ときどき 色 を 添えるのは

 やっぱり かわいい こどもたち

 
  カラフル な ふゆ の ぽてぽて の 服 を 着こんで

 はしり   わらう





 ここには  ちょっと 名 物 の プラハ 城 を 一望 できる  こだかい 丘 が あり

 
  はじめて来たときには ゆめじゃないかとおもった すきな ばしょである


 それいこう わたし は いつも なにかしら ここに 来ていた

 :::


   春 には 芝生 に ねころんで


 夏 には 木陰 で ひとやすみ

 
  秋 には 茶 器 と おかし を もってきて  ちいさな お茶会

 きれいに 色づく 花の木 を みつけては カジュアル に 茶 道 も たのしんだ



 そして 冬 



もう 何回目 の 冬 だろう  木 陰 で ひとやすみ  の 季 節ころ から


 すで に いつも 冬 を 想っていた


 そして 先 週  ようやく   ひさしぶり に 冬 の あそび を たのしんだ

 ここは ものすごい 斜 面 が ながい ので 恰好 の 場所 


 ::: ソリ あそび :::

  
 ちいさな 子供たち に ぶつからないよう に... 

  おとな  は ただ わたし と Martin だけ

 
 ちょっと うわ の そらで こども を 見守る  おとなたち なんて 気 に せずに


 なんども なんども 何十 メートル も ある 


 雪 の 丘 を すべった

 
 そのようす が あまりにも おかし かったよう で

 全 員 が まいかい わたしたち が すべるたび に おおわらい


そんな わらいごえ  を  背 に

 考えている 暇 なんてない と ばかりに




すべて の 景色 は 線 と なって




あっ  というまに 急降下  する



でもでも 一 瞬 だけ


プラハ の 中 心 もしく は プラハ 城 


はたまた 日本 か 宇宙 まで すべって  いけるんじゃないか 


と しんけん に おもった 


:::




そう 街そだち の わたしには ここに まだのこっている 

昔 から の たのしみ の なにもかも が


あまりにも  素 朴 で しらないの に  なつかしくって うれしい



だから  ほんとう に 自然  で  いられる



:::



この 数日 は あたたかく あんな に ふわふわ 積もっていた 雪 は

    すっかり  とけてしまった 


それでも


 あう人  あう人  田舎 へ 移る わたしに  ”凍らないでね”  と みんな が いう




:::




 あなどることなかれ チェコ の 冬


::: 



 来 月 からは 暖 炉 ひとつ の せいかつ が はじまる


 

      さぁ どうなることやら。。。




つめたく  冷えた 石造 り の 家 が まっている







 

1.09.2011

::: ある日 の プラハ 中央駅 :::

   


       クリスマス 前  に こんな グリーティング が  とどいたのを

   おもいだした 
    

   :::



   かつて はじめて  ドイツから チェコに  辿りついた 夜。

  


   その  あまり の 黒々しさ  は  

      まさしく  チェコ 映画 の 色  そのもので

   不 安 よりも 期 待 をも  はるか に こえた 

  
           ブラックな チェコ の 幕 開 け に 心 おどらせたものだ。

   

   そんな  中 央 駅
           
            Praha   Hlavním  nádraží

 

          近年 の 大工事 で まったく 姿  を  かえてしまって

           今 まで 駅構内 に 佇んでいた  人びと も
            
             ちょっと 肩身 が せまそうに 

         
        今では 駅の外の ベンチに ちいさく群れ を なして すわっている
  
 
 
   ここに   訪れるたび に なぜか  すこし 寂しくなるのだけれど

   

       これ を  見たら ちょっと ほころんだ



      

  

 
       :::


      
  考 えてない で 歌っちゃえば … !?
   


  考 えてない で 踊っちゃえば … !?


                                  

   軽やかな うれしさが こみあげた 

     
      
    それにしても この  ちょっと 


      さわやか で    ださい かんじったら!

 
           でも   こんど どこかで 見つけたら 


     
     きっと  いっしょ に  踊る つもり  でいる



                                             きらい じゃないのである




1.07.2011

::: 秘 密 の ばしょ が ある :::







チェコ の  ひみつ の   屋根裏 部 屋
     


     こんな 柄 の マット と 


  こんな  に    にくい  差しいろ の  淡い  グリーン 







こんな に  出会うべきして であった マット の 柄 と 本







 





  が こんな に しぜん に 


    ころん と 佇んでいたの を  見てしまったら  
 
 
 
 
 
 
 
 
だれだって 恋 に おちると おもいません…!?



:::



 

  え  ???


と  おもったら 適 当 に  見なかったことに . . .

 
     

  うん うん 


     と    おもったら 




たった 今 から  ともだち   に   なりましょう

1.05.2011

::: チェコ の 新年 :::

                 
                




    あれよ あれよ  と 時 を 刻 み 


 あ あと 年明けまで 10分だよ と パートナー に いった 瞬間 に

 

 家の 窓 の    目 の 前 で 
 
 

もうすごい  おおきくっ て ものすごい  数 の 花火 と 歓声 が あがった

 

みごとに 時計 は くるっており  



  そう ことしは こんな風 に うっかり していたとき  年 を 越した

 
  

花火 は 目の まん前 で 花  開く 

 

そして 花火の  たんびに すこし からだが  浮くか と おもうくらい

 

  その れんぞくで  脳 に きた


  :::

とりあえず 家族 ぜんいん あつまって 乾杯 し 抱き合った


真夜中 でも みんな の 表情 は とても 新鮮 だった


:::

 
この 数分 の ため に しっかり おめかし の Martin 母 とは

なんだか 自然 と 口  と 口 で   あいさつをした


あれ!? えぇーっと いま たぶん 

くち と くち…!?

      
  そして お相手 は 母 。。。


あとから ちょっと ふしぎな  気分  に なったけど


また あとから それが あまりにも 自然 だったので

とても うれしくなった



いとおしい と しぜん と そうしたくなる ものなのである




:::
 



クリスマス イヴ に ふってきた 大量 の 水 は その 後 おさまり

 いま は 完全 に かわき その後 ながい 歴史 が 顔 を のぞかせた


 真っ白 に 塗ってあった 壁 から 


 とっても とっても うつくしく シックな 装飾 の 壁画 が 

あらわれた


  最後 の 一箇月 に おもいがけない 贈 り 物


 :::


 
  そして さらに きょう すてき な お便り が とどく


  ”  笑顔  いっぱい の 一年 を  ねがって おります   ”


  まさに 時間を まちがえて うっかり 年越しした後に

 なんとなく 想ったのは この フレーズ だったので

  とっても  やさしさに 溢れていて あたたかい 気持ち に なった


::: 


そう  そう




 どうせなら たのしいことは おもいっきり たのしんで


 悲しいとき は おもいっきり 泣き



 

  わらいたくない ときには わらわない

 でも だれか の 笑顔 に なれるのなら ピエロ に なろう




寝ぐせ は デザイン


 


人 生 も デザイン




  いま の すべて は 自身 の 選択 そのもの なのだから


だれのものでも ない じぶんじしん の 人生




 
  
 どうせなら わらっていよう


 どうせなら ありの ままで いこう と  おもう





::: あけまして おめでとう!  :::